Scaler3の使い方!カレントスケールページの解説

Scaler3のカレントスケールページはコード進行をより掘り下げていくための機能で,コード進行にこだわりたい人には使いたくなる機能がたくさん詰まっている。
選択したスケールの全音階コードのボイシングのバリエーションと代替をすばやく参照して試聴。
左側のボイシング名をクリックして、そのコード行の代替ボイシングを選択できる。
Circle of Fifths
Chord Suggestionsはブラウザページのコードサジェストと同じ機能。
Circle of Fifthsは五度圏からコードを選べるモード。

Circle of Fifths上のコードボタンを押すことで「Circle of Fifths Chords」にコード一覧が追加される。
中央の#、フラットは表記を変更するボタン。(A♭、G#を切り替える)
コード名が長い場合は、マウスカーソルをコードブロックに乗せることでコード名がスクロールして表示される。
3つ目のテキスト検索はコード名が決まっているときに使えるモード。

Modulation
より複雑なコード進行を作りたいときに使える機能が充実!
Progression
メイントラックの進行(セクションC)のキーから変調するための機能。
一番上の行はメイントラックのコードを表示で、変更をかけた場合はキーボード上のMain Trackと同期する。
現在のメイントラックで使っているKEYから自然に流れていくコードを探せるページ。
五度圏からコードを選択すると、最適なものがあればModulation Pathwayに次に当てはめると良い感じになるコードが表示され、その下に使えるスケールが表示される。

Secondary Scale
Progressionで表示されるModulation Pathwayにスケール内の任意のコードのセカンダリ ドミナント コードとプレドミナント コードを循環して表示できる機能。

Modal Interchange
選ばれているスケールで使えるコードが表示される。ノンダイアトニックコードを取り入れたいときに便利。
左側のTriads,7th,9th,11th,13thを選ぶとそのテンションが入ったコードが表示され、相性が色分けされるので選びやすい


Mediants (中音階)
このアーティストがキュレートしたプリセットは、現在選択されているスケールの任意のコードから中音階コードを生成し、スタイリッシュで破壊的なコード進行を可能にします。
コードをクリックすると、その中音コードを含む新しいラインが生成されます。中音コードとは、コードのルートより上または下の短または長の 3 度です。たとえば、C コードから Scaler 3 は次のコードを生成します:
• G# Min / G# Maj – C より長 3 度下
• A Min / A Maj – C より短 3 度下
• D# Min / D# Maj – C より短 3 度上
• E Min / E Maj – C より長 3 度上 最大 3 ラインの中音を積み重ねて、3 度ずつさらに移動し続けることができます。
最後に演奏されたコードは下部に表示されるので、新しいコード進行を調べて、新しいパターンまたは既存のパターンにコピーできます。離れたコード間でオクターブがジャンプするのを防ぐには、グループ ボイシング オプションを有効にします。
マニュアルより
部分転調をして次のコードを提案してくれる機能。
青ブロックを押していくと同じKEYのコードブロックがつながっていくが、色が違うものを意図的に選んでいくと転調するためのコードをつなげていくことが可能になる。
Neo-Riemannian (ネオ・リーマン理論)
ネオ・リーマン理論に基づくコードが変化していく機能。
「不思議な感じ」や「ダークな雰囲気」のコード進行が作れる。
共通の音を持ちながら少しだけコードの中身が変わっていくので、普段思いつかないようなコード進行が生まれるかも!?

Explore
Exploreはわりとシンプルでジャンルとムードを選んでいくと、指定した内容にあったコードが選べるようになる。
青ブロックのコードで繋いでいけば自然な流れにできる。


Colors
コードブロックのボイシングやインターバルを加工できるページ。
テンションコードを含んだコードやスケールにあったコードを瞬時に呼び出せる。


Sketch
コードを並べ替えてから演奏パターンを決めて、コード進行の再生テストができる機能。
Motionsを押すことで演奏パターンを変更でき、色々な演奏を試せる。
再生ボタンでコード進行にあわせて演奏が実行される色
選択したスケールの全音階コードのボイシングのバリエーションと代替をすばやく参照して試聴可能。
左側のボイシング名をクリックして、そのコード行の代替ボイシングを選択。

Scaler3のレビュー・使い方のまとめ




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